FW “沖島で見つける、安心社会の可能性”

安心社会をつくる ⇒沖島に行ってみよう♪

てらすくらすフィールドワーク
“沖島で見つける、安心社会の可能性”

2018年7月8日(日)9:30-15:45(単発)

@沖島(近江八幡市沖島町)
沖島コミュニティーセンター、汀の精、および島内

参加費:4,000円(沖島の素材を活かした「汀の精」の昼食付)

※沖島までの交通費は各自ご負担ください(堀切港-沖島の通船は往復1,000円です)

申込締切:7月3日(火) ※定員:20名

 

講師:熊野英介(アミタホールディングス株式会社代表取締役/公益財団法人信頼資本財団理事長)

現地案内人:奥村ひとみさん(汀の精代表)

 

昨年度、てらすくらすでは、熊野英介さんをお招きし、瀬田川のほとりの町家「momo庵」を会場にClass02「共感の経済でつくる未来」を開講しました。この講座ではまず、人類の起源まで歴史をさかのぼり、現代社会の抱える「孤独」の根本原因を学びました。そして、自然と人間がコストとして切り捨てられる工業社会に代わって、人間性が発揮しやすい「安心社会」を実現することの必要性を学びました。熊野さんがおっしゃる「安心社会」は、共感・互助・参画に基づいて営まれ、信頼が増幅する社会です。

てらすくらすでは、次なるステップとして、その安心社会を、どこで、どのようにつくっていくのか、現地訪問を行いながら、共に描き合いたいと思います。

まず最初の訪問先は、沖島です。かつては琵琶湖漁業の中心地として活気のあった沖島ですが、生活スタイルや、生態系の変化に伴う漁獲高の減少などの影響を受け、急激に少子高齢化が急速に進んでいます。一方で、豊かな自然環境と独特の生活文化には、ここにしかない魅力があり、島外からの訪問者や通学希望者、移住希望者は決して少なくありません。

そんな沖島でいま、仲間とともに島おこしに取り組んでいらっしゃるのが、Class02の受講者のお一人、奥村ひとみさんです。今回のフィールドワークでは、奥村さんとそのお仲間が活動をされている沖島を実際に訪ね、その光や空気に触れながら、沖島での暮らしや、島おこしにかける思いや現状などをお伺いします。そして、熊野さんのビジョンをこの地でお伺いした上で、沖島での「安心社会」の実現可能性を、受講者と島の方々とで共に、考えてみたいと思います。

沖島には、自動車はありません。人工物の喧騒から離れた琵琶湖の真ん中で、波音のリズムに身を委ねながら、人が人として心地よく営んでいくことのできる暮らしとなりわいを、共に描いてみませんか。

 

人物紹介

熊野英介(アミタホールディングス株式会社代表取締役/公益財団法人信頼資本財団理事長)

「持続可能社会の実現」を掲げ、1970 年代末から他社に先駆け再資源化(リサイクル)事業を開始。その後、ソリューション事業や地域支援事業を手がけ、環境分野を牽引。未来の子供たちの尊厳、そして、人類に限らずすべての生命の尊厳を守ることをミッションに掲げ、豊かな関係性が動力となる新たな社会の創出に向けて邁進中。著書に『思考するカンパニー』(無料ダウンロード可)、『自然産業の世紀』(共著)。

 

 

 

奥村ひとみさん(汀の精代表)

沖島生まれ、沖島育ち。いったん、島の外に出てお仕事に就かれたあと、島に戻り、服飾やカフェなどを提供する「汀(みず)の精」をオープン。同世代の女性たちと共に仲間をつくり、沖島ファンクラブ「もんて」(沖島町離島振興推進協議会)の活動でも島おこしに取り組んでいる。
※現地の案内やお話には、奥村さんのお仲間の方々(同世代の活動仲間、沖島への移住者など)もご一緒いただける予定です。

 

講義の流れ

(9時15分 堀切港発の船にお乗りください)

9時30分~ 沖島港集合(沖島漁業会館前) 受付 趣旨説明

9時45分~ 沖島の散策(現地の方々にご案内いただきます)

10時15分~ 奥村ひとみさんと島の方々(移住者含む)のお話を伺う@沖島コミュニティセンター

11時15分 汀の精へ徒歩移動

11時30分 汀の精にて昼食

12時15分 沖島コミュニティセンターへ徒歩移動

12時30分 熊野英介さんのお話

14時00分 ディスカッション「沖島に描く安心社会の可能性」

15時45分 終了

(16時00分 沖島港発の船にお乗りいただけます)

 

学びの発案者より

有本忍(momo庵)

 

昨年元旦に碧いびわ湖の村上くんより熊野さんの勉強会をしたいと連絡があり、それが『てらすくらすClass02”共感の経済でつくる未来”』(通称:熊野クラス)につながり、その熊野クラスに参加した奥村ひとみさんの 強い思いから、今回の沖島の未来を考えるという今回のツアーが発足しました。 今回は沖島ですが、滋賀県にはとても魅力的な場所がたくさんあります。 未来を見据えて、その魅力的な場所や人を熊野さんの学びの中からいろんな視点や観点でみていくツアーとなります。きっとご自身のコミュニティーや活動のヒントを持ち帰ることができると思いますよ。

フィールドワーク「沖島でみつける、安心社会の可能性」
⇒受講者募集中です!

受講のお申込み

こちらのフォーム(googleフォーム)

↓画像をクリックすると開きます


https://goo.gl/forms/mIA4Naj8uDQHcYmr1
からお申込みください。

沖島へのアクセス

公共交通機関 JR近江八幡駅より堀切港までバス 約30分
堀切港からおきしま通船 約10分
自家用車   堀切港付近 来島者無料駐車場に駐車(詳細は下記ページ)
堀切港まで徒歩 約10分
堀切港からおきしま通船 約10分
※ご注意※駐車は堀切港まで徒歩10分程度の来島者専用無料駐車場をご利用ください。堀切港付近の駐車場は沖島の住民用となっています。
アクセスの詳細や駐車場地図は、下記「沖島町離島振興推進協議会」のページを参照ください。https://montekite.com/access/

 

関連情報

前日の7月7日(土)には、沖島にお住まいの方々が、想いを持ち寄り、島の未来について語り合う「島の未来を考える会~七夕短冊に願いを込めて~」が開催されます(主催:沖島町離島振興推進協議会)。熊野英介さんも参加されます。島外の方も参加可能とのことです。島の方々の生きた声が聞ける機会だと思いますので、参加をご希望される方は、沖島町離島振興推進協議会(電話0748-33-9779 または お問い合わせフォーム)までお問い合わせください。

参考(これまでの講義の様子について)

Class01 “経済学のメガネで現代をみる”(講師:中野桂/滋賀大学経済学部教授) 講義レポート

 

 

 

Class02 “共感の経済でつくる未来”(講師:熊野英介/アミタホールディングス株式会社代表取締役) 講義レポート

 

 

 

・Class03 “私たち×公共の方程式”(講師:宗野隆俊/滋賀大学経済学部教授)