本記事は、音声配信『学校行かないカモラジオ』の内容をもとに抜粋・編集しています。内容や状況は配信当時のものであり、現在とは異なる場合があります。
カモラジオ!
こんにちは! 「学校行かないカモラジオ」、略して「カモラジオ」を始めていきたいと思います。 どうぞよろしくお願いします!さて、今日は初回ということで、カモラジオができた経緯やインタビュアーの自己紹介をしていきたいと思います。
カモラジオとは?
カモラジオは、一言でいうと「子どもの育ちと学びを育む場所や人を尋ね、県内の不登校に関する話題をざっくばらんに話すラジオ」です。 私、井ノ口環が、学校に行きづらい子どもの育ちや学びを支える活動に取り組む方々を訪ね、お話を伺います。Spotify、Podcast、Youtubeで毎週月曜日、18時から配信予定です。
さて、「不登校」という言葉はネガティブに聞こえることが多いかもしれません。私自身、最初はこの言葉を使うことに少し抵抗がありました。 ですが、このラジオでは不登校をネガティブに捉えるのではなく、学校に行きづらさを感じる、子どもたちの学びや暮らしの場に注目したいと思っています。
なぜなら、不登校の子どもたちが集う場所は、地域の人や保護者など、様々な人たちが「この子たちが幸せに生きていける場所とは?」と考え、試行錯誤しながら作り上げている場がたくさんあるからです。 そうした場所を訪ねて回るのはきっと楽しいし、意義のあることだと感じています。 もちろん、綺麗事ばかりではありませんが、不登校を「問題」として捉えるだけでなく、違った視点から考えていけたらと思っています。

カモラジオの名前の由来
「学校行くかも、行かないかも」という「かも」の意味もありますが、実は別のエピソードもあります。
ラジオの最初の打ち合わせを草津駅近くのカフェで行ったのですが、そのお店の装飾が鴨だらけだったんです。 そこから琵琶湖の鴨の話になり、鳥に詳しい村上さんと一緒に琵琶湖へ鴨を見に行くことになりました。 双眼鏡で見ると、私が1種類しかいないと思っていた鴨が、なんと何十種類も!
「鴨ってこんなに多種多様なんだ!」と感動し、そのまま「カモラジオ」に決定しました。
配信スケジュール
カモラジオは、毎週月曜日の夕方6時ごろに配信予定です。 今回は特別回ですが、来週からはゲストを迎え、一人につき4回ほどに分けてインタビュー形式でお届けします。
1回の放送時間は約20分。 学校の2時間目と3時間目の間の休憩くらいの感覚で、気軽に聴いてもらえたら嬉しいです。
想定するリスナー
このラジオは、不登校に悩む本人というより、その周りの人に向けて発信していこうと考えています。
不登校の子どもを取り巻く環境――近所の人や学校の先生、保護者の理解があるかどうかで、悩みの深さが大きく変わるそうです。
そこで、「不登校の半径2メートル」と言っていますが、不登校に関わる人たちに向けて、素朴な疑問や初歩的な情報を通して、一緒に学んで行けたらと思っています。
私の自己紹介
私は井ノ口環(いのくち たまき)といいます。 たまちゃんと呼ばれることが多いので、気軽に呼んでください。
春から大学4年生になります(2024年4月時点)。 生まれも育ちも滋賀県で、高校生まではあまり滋賀に関心がありませんでしたが、大学生になってからコロナ禍に入り、滋賀県の魅力に気づき、愛着を持つようになりました。
不登校経験はありませんが、高校時代はとにかく「どうやって学校を休むか」ばかり考えていたように感じます(笑)。 毎週の小テストに苦戦し、落ちると補習があり、補習に出ると部活に遅刻し……と、なかなか大変でした。
不登校のクラスメイトも何人もいました。 当時は「学校を休むのが羨ましい」と思うこともありましたが、今思うと、休むことにはそれぞれの背景があったのだろうと感じます。
カモラジオに対する思い
ラジオを始めるにあたって、教育系のメディアやYouTubeをリサーチしました。 驚くほどたくさんの情報がある中で、私は教育の専門家ではないし、何かを大きく変える力があるわけではありません。
でも、「こういうことをしてみませんか?」と声をかけてもらい、「私でもやっていいんだ」と思えたことが嬉しかったし、 もともとPodcastをよく聴いていたので、自分でやるのが楽しそうだとも感じました。
学生のうちにこういう活動を仕事として自由にさせてもらえるのはありがたいことです。
大きな野望があるわけではないですが、ラジオを仕事として任されている以上、しっかりとクオリティを保ち、誠実に取材を重ねていきたいと思っています。
バズることよりも、今必要とされている情報や、素朴な疑問を誠実に伝えることを大切にしていきます。 気負いすぎず、楽しくワイワイやっていけたらと思います。
これからどうぞよろしくお願いします!