※詳細は随時更新します。
Day1 サステイナブルライフって?
8/19(Thu) 10:00~17:30
JR 河毛駅 集合・解散
(駅から会場までは自転車での移動を予定。※自転車移動が困難な方はお知らせください。)
会場:大戸洞舎(長浜市小谷上山田町880)
大戸洞舎(おどふらしゃ)は、周囲の9割を山々に囲まれた長浜市の上山田にある農業生産法人です。近隣には自然素材のエコハウスが立ち並んでおり、サステイナブルな暮らしの一例がそのままここに存在しているように感じます。
①「気候変動ってなに?」
気候変動問題の基礎的な知識をレクチャーします。
年々気温が上がっていっているのを肌で感じるようになりました。世界中で異常気象が起きています。私たちはこれからも、ちゃんと食べ物を作り続け、生活を維持していけるのでしょうか?
今、世界ではどんなことが起こっていて、私たちには何ができるのか、元気いっぱいのfffsのメンバーが、楽しくお伝えします!
グループワーク
②「暮らしと社会のつながりを考えよう!」
私たちの日々の暮らしと、社会や環境の問題は実は深く深く繋がっています。そんなところにみんなで目を向けてみましょう。
Day2 エネルギーを考えよう。
8/20(Fri) 9:00~17:30
JR河毛駅 集合・解散
会場:キテハ食堂(長浜市高畑町298)& 村田良文さんお宅 & 湖北まちづくりセンター
キテハ食堂は、清水陽介さんが、古民家を改築して建てた、 大工を要請するための学校ですが、学校が始まるまでの間、食堂として運営されています。地元の農家さんのお野菜やローカルな食材を使ったこだわりのたくさんある食堂です。
学校の名前はAllmendeキテハ(木手刃)Allmendeはドイツ語で共有地という意味。『コモンズ』名前にも、清水さんの想いが詰まっています。
①「薪チップボイラーと自然共生型の建物見学」
by 清水陽介氏(大工・湖北エコ村デザイン協会)
県内で、県産の木材を使ってほぼ天然の素材だけで家を建てておられます。そこには、「ごみを出さない、ごみにならない家づくり」をしたいという清水さんの想いがあります。また、「エネルギーのいらない家」、「だれでも建てられる家」というのも清水さんが家を建てられる時のコンセプトになっています。これまで、ワークショップ形式で、大工の技術を教えながら、人を育てながら、たくさんの家を建ててこられました。中にはなんと無暖房住宅(暖房のいらない家)もあります。
また、会場となっているキテハ食堂には、清水さんが、県内で初めての薪チップポイラーを導入されました。清水さんの製材所から出た捨てられるはずの端材を熱に変え利用されています。ローカルな木材の余すとこなく利用される、小さな循環をみることができます。化石燃料を使ったエネルギーに対して支払われたお金は、そのほとんどがコミュニティの外、日本の外に流れて行ってしまいます。エネルギーの自給は地域経済の循環でもあります。
②「私たちの暮らしとエネルギー」
by ラウパッハ・スミヤ・ヨーク氏(立命館大学教授)
ドイツご出身で、立命館大学で、エネルギーについて研究、講義を行われています。エネルギーをどうやってつくるのか、滋賀ではどんな発電方法が可能なのか、何をしていけばいいのか。自然エネルギーの環境負荷も問われている今日このごろですが、メリット・デメリットについても、お聞きしたいです!難しいトピックですが、楽しく学びましょう
③「湖南市の自然エネルギーを活用した取組について」
by 池本未和氏(湖南市 環境政策課 地域エネルギー室)
湖南市には「こなんウルトラパワー」という、地域の電力会社があります。これは、市外に流出している電力料金を市内に還流させることで、エネルギーと経済の循環を進め、地域経済の活性化につなげることを目的として、民間と行政が一緒になって取り組んでおられる活動です。また将来的には、電力の小売りだけでなく、まちづくりなどの地域振興に関する事業にも取り組んでいかれるそうです。
こんな風な活動が、もっと県内にたくさんできていくことが、CO2ネットゼロ社会実現のために重要なのではと思います。
ワークショップ
④「ソーラーシステムを組み立ててみよう!&電気自動車とオフグリッドソーラーシステム見学」
by 村田良文氏
自作のソーラーシステムで、オフグリッドの発電、蓄電をし、電気自動車を走らせておられる村田さんのユニークなお宅を見せていただきます。そして、小さなソーラーシステムをみんなで組み立ててみるワークショップを行います!小さなシステムも大きなシステムと仕組みは同じ。つまりこの経験は、いつか自分でソーラ―システムを組み立てて、電力を自給自足する暮らしにつながっていく可能性も!
Day3 食べ物と森林と私たち
8/21(Sat) 9:00~18:00
JR河毛駅 集合・解散
会場:大戸洞舎(長浜市小谷上山田町880)
大戸洞舎の周りには、ハッとするような、パワーがもらえるようなとても素敵な自然が広がっています。自然の中に入って自然を感じてみましょう!
①「気候変動と自然、食糧生産の関わり」
by 村上真平氏(全国愛農会会長・自然農園なないろの空)
村上真平さんはバングラディシュ、タイで 自然農業の指導を行われていた経験をお持ちです。2002年からは日本で「自然を収奪せず、人を搾取しない」こと目指して、自然と共生する自然農という方法で農業をされています。
また、村上さんは、 農業分野での気候変動の第一人者であられます。 あまり知られていませんが、農業や畜産業は、地球環境にとても、とても大きな負荷をかけています。多くの野生動物たちの絶滅の原因の一つになっているのも大規模農業です。
農業のこと、食べもののこと、自然のこと、世界のこと、学ぶことはとても重要だと思います!現場の方の声を聞きましょう 。
②「滋賀県の森林とCO2吸収源としての緑を守るために」
by 藤田知丈氏(暮らシフト研究所 MAGATANIA)
米原を中心に、自伐型林業やサステイナブルなライフスタイルを紹介する活動を自ら模索し、形にしてこられました!
CO2ネットゼロを実現するために、森林はとっても大きな役割を担っています。 しかし、林業は担い手がどんどん減っていたりと、様々な課題があるそうです。これからは、既存の、アイデアや仕事だけではなく、自ら考え、あたらしいことを始めていくことが重要な時代になっていくと思います。 自ら、主体的に、問題の解決を模索されている藤田さんからたくさんのことを学ばせていただきましょう。
ワークショップ
③「身近な木で日常使いできるものを作ろう」
by 鈴木孝平氏(スーパー生木ラボ)
スーパー生木ラボという名前は、生木を素材に加工するグリーンウッドワークという木工のジャンルに由来があり、滋賀県米原市で唯一の生木専門の木工レーベルです。
鈴木さんは、山で暮らすナリワイとして、原木生木の加工、カトラリーや食器の販売、流通、ワークショップの講師をされ、家族4人で暮らされています。小規模な林業に取り組みながら、伐採して間もない未乾燥 材(生木 / なまき)を暮らしの道具へと加工するということをされています。
Day4 世界の交通まちづくり
9/5(Sun) 14:00~19:30
会場:キラリエ草津
①「CO2ネットゼロの交通まちづくり」
by 村上敦氏(ドイツ在住ジャーナリスト)
ドイツの環境都市フライブルクに住まれながら、ドイツの環境政策、都市政策、エネルギー政策などを日本に紹介されている村上敦さんがオンラインで講演してくださります。!
路面電車や自転車でエコに移動ができる街には、暖房のいらない断熱のしっかりした家が建ち並んでいてそれぞれの家では発電もしていたり、エコなお店もたくさんあって、「こんな街があるのか!」と驚かされるのがフライブルクです。 写真などを使って、分かりやすく説明をしていただきます!
きっと、これから進んでいくべき方向のヒントや希望がもらえるはずです。日本よりもより具体的に気候変動対策を行っているドイツの現状を知ることは、きっと「日本でもCO2ネットゼロ社会を実現させることができる!」という希望につながっていくと思います。画期的なドイツの取り組みを学びましょう!
②「世界の街の様子は?」世界と繋ぐオンラインディスカッション
世界の若者とオンラインでつなぎ、それぞれの国や地域の交通や街づくりの違いを学びましょう!
Day5 はじまりの日
9/26(Sun) 10:00~17:00
会場:キラリエ草津
グループディスカッション
- 「4日間で何を学んで何を感じた?」
- 「持続可能な未来の社会はどうなってる?」
- 「私たちには何ができる?」
最終日は、みんなでアイデアを出し合って、実際に何かやってみる日。ここから変化を始めてみよう!
参加費はすべて無料です。(ただし食費は自己負担。詳細は参加者に後日お知らせします。)
※応募多数の場合は選考を行います。その際、全日程に参加できる人を優先します。(その他、応募理由等も参考にします。)参加者全員で学びを積み重ね、議論を重ねていきたいと思っています!
※新型コロナウイルス感染症の予防には「コロナとのつきあい方滋賀プラン」に則り、万全の対策を講じます。参加者の皆様にも感染防止のためご協力をお願いいたします。