滋賀県・琵琶湖、熊本県・水俣湾(不知火海)――。
それぞれの地で、日常の 光景に日々カメラを向け続ける若いフォトグラファー2人による作品展です。
【NEWS】
7月1日に開催報告記事を掲載しました。
→写真展 辻田新也×森田具海「琵琶湖と水俣湾 祈りの光景」がはじまりました
■概要
〔日程〕7月1日(月)〜14日(日)※無休
〔時間〕9:30 ~ 16:30 ※7/1 は 13:00 開場、7/14 は 14:30 終了
〔会場〕湖北観光情報センター (旧四居家住宅)
〔入場料〕無料
■トークイベントのご案内
〔日程〕7月7日(日)
〔時間〕14:00〜15:30頃
〔参加費〕無料
〔定員〕20名(定員に達し次第締切)
〔登壇者〕辻田新也(琵琶湖写真家・長浜市在住)、森田具海(写真家・水俣市在住)
〔進行役〕村上 悟(特定非営利活動法人 碧いびわ湖)〔申込方法〕下記のフォームからお申し込みください ※トークイベントは終了しました
■写真家プロフィール
琵琶湖写真家
1990年滋賀県生まれ。長浜市在住。琵琶湖汽船公式2024 年度「びわ湖アンバサダー」。
息子に琵琶湖の夕日にちなんだ名前をつけたことをきっかけに琵琶湖 の写真を残すことがライフワークとなる。2023~2024年、初の個展「長浜からみた琵琶湖写真展」を開催(えきまちテラス長浜および平和堂3店舗)。
自身の経営する「株式会社OWLARTS(アウルアーツ)」ではクリエイティブ制作業務全般の受託を行う傍ら、アウトドアクリエイターチーム「HikU(ハイク)」の一員として地域貢献を目指した活動にも取り組んでいる。
写真家
1994年京都生まれ。熊本県水俣市在住。水俣湾埋立地の片側、明神崎の入江の定点観察を続ける。
近年の個展に「ここで眺める、水俣」(つなぎ美術館、葦北郡、 2024年予定)「明神の海 2020-2021」(おれんじ館、水俣市、2021年)、KYOTOGRAPHIE2018「Sanrizuka -Then and Now-」(堀川御池ギャラリー、京都市、2018年)。グループ展に「とある窓」(Studio04、江東区、2023年)、「5人展」(もやい館、水俣市、2021年)。
■メッセージ
〔辻田新也さんが水俣を訪れてInstagramに投稿された記事より抜粋〕
7/1から長浜市で開催する、水俣の写真家 森田具海さんとの写真展「琵琶湖と水俣湾 祈りの光景」に向けて、実際に水俣に行って森田さんにいろんなところを案内していただきました。
一番感じたのは、今の日本人にとって今一度考えないといけない大切なものが詰まっていたということ。
漁で獲れた大量の魚のことを、天からの授かりものを表す「のさり」と呼んでいたり、共同で何かを行う「もやい」という言葉を大切にされていたことを知りました。そうした暮らしも、経済的な成長を求めた結果、水俣病を生み出し奪われていったそうです。これは水俣病だけの話ではなく、我々全ての人間が考える必要があるのではないでしょうか。
もう一つ感じたことは、難しい話を抜きして、琵琶湖と、水俣湾がある不知火海の景色とが、すごく似ているということ。
対岸との距離感や、波の穏やかさ。
いくつかの島も浮かんでいて、琵琶湖を思い出さずにはいられませんでした。
7月の写真展では、僕の琵琶湖の写真と森田さんの水俣湾周辺の写真を展示します。
似ている風景も楽しんでいただきながら、水俣に少しでも思いを馳せていただくきっかけになれば幸いです。
■会場アクセス
湖北観光情報センター (旧四居家住宅)
〔住所〕長浜市元浜町14-12
〔アクセス〕JR長浜駅東口より徒歩8分
〔駐車場〕近隣の有料駐車場を使用ください
〔電話〕0749-65-0370
〔施設URL〕https://map.yahoo.co.jp/v2/place/0c2BiKMn_GA