「水俣病」をめぐる人々の生活、学術研究、裁判の様子などを原一男監督が20年間追い続けて完成させた、上映時間6時間12分(約2時間×3部構成)の壮大なドキュメンタリー映画作品『水俣曼荼羅』が、遂に滋賀県初上陸!
この夏、県内各所で連続上映します!
映画「水俣曼荼羅」について
■概要
映画『水俣曼荼羅』は、世界的に有名なドキュメンタリー映画の金字塔『ゆきゆきて、神軍』の原一男監督が、撮影に15年、編集に5年、合計約20年もの歳月をかけ、「水俣病」にかかわる人々にフォーカスした3部構成、上映時間372分の一大叙事詩です。配給・製作は疾走プロダクション。
監督自らがカメラを片手に裁判所から海中まで体当たりでどこへでも出向き、登場人物ひとりひとりと丁寧に関係を紡ぎ、その素顔や本心を丹念に描き出す映像手法など、原監督作品ならではの醍醐味が一層研ぎ澄まされた、まさに「新境地」といえる映画。臨場感あふれる映像とともに、登場人物たちのむき出しの「感情」がダイレクトに心に迫ってきます。
国内外で数々映画賞に輝いたり、世界の映画祭にも招待されていて、多くの評論家等から高く評価されているドキュメンタリー映画作品です。
【主な受賞歴】
第95回キネマ旬報ベスト・テン文化映画第1位、日本映画第5位、第76回毎日映画コンクール ドキュメンタリー映画賞、2021年日本映画ペンクラブ賞 文化映画ベスト1、第8回浦安ドキュメンタリー映画大賞。
【招待された国際映画祭等】
ロッテルダム国際映画祭 Harbour クロージング上映作品、シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭 into the World部門、ニューヨーク近代美術館(MoMA)バーチャルシネマシリーズ第1弾作品、上海国際映画祭 金爵賞公式セレクション、東京フィルメックス 特別招待作品、釜山国際映画祭 Icons部門、香港国際映画祭 MASTERS & AUTEURS部門(2022年9月現在)
2021年、新型コロナウイルスの緊急事態宣言等で外出が制限されていた時期に封切られたにも関わらず、多くの人々が映画館へ観に行った話題作。一方で、滋賀県内の映画館では上映されておらず、県境をまたいで京都や名古屋の劇場までは行きづらい時期だったため、観に行きたくても行けなかった滋賀県民も多いと耳にします。
■あらすじ
『第1部 病像論を糾す』 (115分)
2004年10月、川上裁判によって初めて、国が患者認定制度の基準としてきた「末梢神経説」が否定され、「脳の中枢神経説」が新たに採用された。しかし、それを実証した熊大医学部浴野教授は孤立無援の立場に追いやられ、国も県も判決を無視、依然として患者切り捨ての方針は変わらなかった。
『第2部 時の堆積』 (138分)
小児性水俣病患者・生駒さん夫婦の差別を乗り越えて歩んできた道程、胎児性水俣病患者とその家族の長年にわたる葛藤、90歳になってもなお権力との新たな裁判闘争に賭ける川上さんの闘いの行方は?
『第3部 悶え神』 (119分)
胎児性水俣病患者・坂本しのぶさんの人恋しさと叶わぬ切なさを伝えるセンチメンタル・ジャーニー、患者運動の最前線に立ちながらも生活者としての保身に揺れる生駒さん、長年の闘いの末に最高裁勝利を勝ち取った溝口さんの信じる庶民の力、そして水俣にとって許すとは?翻る旗に刻まれた怨の行方は?水俣の魂の再生を希求する石牟礼道子さんの”悶え神”とは?
■みどころ
この映画は、水俣病の歴史を勉強する教育映画ではありません。水俣病公式確認から68年経った現在もなお、未解決の複雑な問題を抱える「水俣の今のすがた」と、水俣病にかかわる人びとの苦悩や葛藤、喜怒哀楽が如実に綴られたヒューマンドラマであり、感情と既成概念がゆさぶられる奥深いエンターテインメント作品です。
実際に映画をご覧になった方々からのコメントを少し抜粋してみます:
「水俣」は既に「歴史の一コマ」だ――ほとんどの日本人がそう思っているだろう。私もそうだった。このドキュメンタリーを観て、「水俣」がまさに現在進行形の問題であることに目を見開かされた。しかも、それは、人権と法の支配の蹂躙、事実の隠蔽と科学的探究の歪みという、いまの日本全体を覆う問題と直結している。6時間超の作品だが、人間の美しさと醜さ、強さと弱さが滲み出る登場人物たちの生々しい言動に魂を揺さぶられ、始めから終わりまでスクリーンにくぎ付けにされた。
井上達夫(法哲学者・東京大学名誉教授)/「水俣曼荼羅」オフィシャルサイトより引用
ドキュメンタリーの凄みに撃たれました。「水俣病」の映画であることを突き抜けて可笑しみや、悲しみを背負う「人間」が、途轍もなく生(なま)のまま、迫ってきました。原一男監督の底力、凄し!
神藏美子(写真家)/「水俣曼荼羅」オフィシャルサイトより引用
6時間12分、すべてのシーンに打ちのめされた。時間感覚を超越した圧倒的な映画体験。その怒りとユーモアの緩急に「現実」を体感し、自分の感情とここまで対峙した映画はこれまでなかった。水俣で起こっている様々な問題は、人ごとではない。原一男監督の集大成で、間違いなく最高傑作。文字通り体を張り、20年かけて、本作を完成させた原監督の姿を目の当たりにした我々、後に続く者たちは何をすべきだろうか。
佐々木誠(映像ディレクター・映画監督)/「水俣曼荼羅」オフィシャルサイトより引用
水俣病のドキュメンタリーでありながら、個々の人たちの「やさしさ、かなしさ、おかしさ、たくましさ」を原監督は引き出していく。そのために、最低限この長さが必要だったのだろう。泣いたり笑ったりの6時間12分でした。
末井昭(エッセイスト)/「水俣曼荼羅」オフィシャルサイトより引用
6時間半、一度も長いと感じなかった。これが先ず不思議だ。この映画の背負っているものが、今の日本の、多分世界の苛立ちを背負っているからだろう。患者さんたちと裁判闘争の支援者たちとこの映画は、苛立ちながらも長い間を共に支えながら生きて来た、そして遂に闘争の目的を達成した(最高裁に勝訴した)、と思った瞬間、いや振り出しに戻っている、と気付く。そこまでを撮り続けた。だから、かもしれない。今やアベスガ首相によって代表される、全てを法解釈によって何事もなかったかのように切り抜ける悪知恵たち。これが大手を振って世の中を支配する様を映画は最後に明らかにして終わる。
池田太郎(脚本家)/「水俣曼荼羅」オフィシャルサイトより抜粋引用
…上映時間6時間以上と聞いて、思わずひるむ方も多いと思います。でも、15年間にも及ぶ撮影期間が凝縮された作品と考えれば、「たったの6時間」とも言えます。事実、私たち実行委員メンバーも含めて、実際にこの映画を観た誰もが、「6時間があっという間だった」「もっと観ていたかった」という感想を抱きました。
そして、「水俣病」についてこの機会にもっと深く知りたいという人はもちろん、今までほとんど興味がなかった、という方にも、ぜひともおすすめしたい映画です。水俣病をめぐる矛盾・対立・抑圧といった社会課題の本質は、今もほとんど変わっておらず、日本や世界で起きている事件や紛争にも、私たち自身の身近な暮らしの中にも、この映画を通して、その構図を透かし見ることができるからです。そして、そうした不条理な環境の中でも、人はほんとうに強く、たくましい、ということをリアルに実感でき、勇気をもらえる作品でもあります。
私たちは、何を考え、どう生きればよいのか。そんなことを考えさせられる唯一無二の6時間12分を、地元・滋賀の上映会場で、みんなと共に過ごしてみませんか?
■関連サイト・記事紹介(順不同、一部ネタバレ注意)
- 《HP》映画『水俣曼荼羅』オフィシャルサイト
- 《記事》水俣病問題に絡む”タブー”とは? 水俣を撮ったドキュメンタリーの鬼才・原一男が見たもの(週プレNEWS)
- 《記事》映画「水俣曼荼羅」、関西で公開 原一男監督「終わってない」(朝日新聞デジタル)
- 《ブログ》『水俣曼荼羅』エベレストのような原監督の仕事(ほぼ日刊イトイ新聞)
- 《ブログ》文野紋のドキュメンタリー日記 ~現実(リアル)を求めて~20年の歳月をかけて描いた“人間の感情” 6時間超の大作──原一男『水俣曼荼羅』(テレビ朝日)
- 《ブログ》【報告】映像から考える水俣――原一男『水俣曼荼羅』を観る(東京大学東アジア藝文書院)
各上映会場のご案内(上映日順)
7月から8月にかけて、県内各地で、大規模から小規模まで、さまざまな会場で上映します。
会場によって、入場・上映・終演時刻や、登壇するトークゲスト、食事の有無などが異なります。
また、会場ごとに事前予約が満席になり次第、申込を締め切らせていただきますので、お好みの会場を選んで、お早めにお申し込みください。
(長浜)宮前舎 7月13日(土)<終了>(安曇川)Famille ふぁみーゆ 7月15日(月・祝)<終了>(米原)MAGATANIA 7月27日(土)<終了>(朽木)朽木公民館 8月3日(土)<終了>(大津)旧大津公会堂(浜大津シネマ) 8月4日(日)<終了>(愛東)だれんち 8月11日(日)<終了>(蒲生)あかね文化ホール 8月24日(土)<終了>
《長浜》
7月13日(土)
宮前舎(ぐうぜんしゃ)
※終了しました
〔住所〕長浜市 宮前町 10-5
〔席数〕15
〔施設URL〕https://www.instagram.com/guzensha/
「水俣産グルメキャンペーン」参加店
長浜中心市街地の町家の2階に今年オープンした、アットホームなミニシアター&ギャラリー&カフェ空間。
水俣食材を使った昼食つき(別料金)。その他、水俣産食材を使ったおやつ、ドリンクなども期間限定でご用意しています。「写真展」の会場も近いので、第1部終了後の昼食休憩時に写真展を観にぶらりと散歩もできます。
〔受付開始〕9:30
〔上映開始〕10:00 ※12:00-13:15と15:35-16:00に休憩あり
〔終了予定〕18:00
〔アクセス〕JR長浜駅東口から徒歩約13分。「長浜八幡宮」近くの「宮前町」交差点角。お車は近くのコインパーキングへ。
〔問い合わせ〕宮前舎InstagramへのDM(ダイレクトメッセージ)
〔注意事項等〕
・映画鑑賞料のほかにランチ代1,400円が必要です。
《高島・安曇川》
7月15日(月・祝)
パン&ケーキ・カフェ Famille ふぁみーゆ
※終了しました
〔住所〕安曇川町 四津川 642
〔席数〕20
〔施設URL〕https://www.instagram.com/famille0418__2nd/
「水俣産グルメキャンペーン」参加店
琵琶湖沿いの湖周道路から程近い場所に田園風景を眺めるように建つ赤い屋根のお店です。(上映当日は定休日)
「ふぁみーゆ」敷地内のスペースで上映します。靴をお脱ぎいただき、板張りのお部屋での鑑賞です。備え付けのソファは2席ほどです。クッションや座椅子(背もたれの高くないもの)などを持ちください。
水俣産の物産や関連書籍をご購入できます。
〔受付開始〕9:30
〔上映開始〕10:00 ※12:00-13:00と15:20-15:35に休憩あり
〔感想シェア会〕17:45
〔終了予定〕18:30
〔アクセス〕JR安曇川駅から船木線バス(系統番号330)「藤江」下車、徒歩約5分。
【行き】「安曇川駅」9:25発→「藤江」9:54着
【帰り】「藤江」18:09発→「安曇川駅」18:27着 または 「藤江」19:09発→「安曇川駅」19:27
駐車場5台程度
琵琶湖大橋・京都市大原・福井県小浜市よりそれぞれ車で約40~60分。
〔注意事項等〕
・昼食 を別途1,000円でご予約いただけます(映画の事前予約フォーム送信後、詳細をメールにてご案内します)
・備え付けのソファは2席ほどです。クッションや座椅子(背もたれの高くないもの)などを持ちください。
《米原》
7月27日(土)
MAGATANIA(マガタニア)
〔住所〕米原市 曲谷 926
〔席数〕30
〔施設URL〕https://magatania.com/magatania
「水俣産グルメキャンペーン」参加店
姉川源流、奥伊吹の森の中の”ぽつんと一軒家”。森と星空に包まれた広大な自然の中での夕暮れ上映会。
15時に上映開始で、1部・2部は屋内で、3部は屋外に移動して森に囲まれた満天の星空の下で野外上映(雨天時は屋内)。上映後には、たき火を囲んで星空を眺めながら語らう会(任意参加)あり。敷地内でのテント泊・車中泊も可能(別料金)。当日の昼食・夕食と、泊まられる方は翌日の朝食も予約注文可能(別料金)。上映前や休憩時間は、水俣産食材を使ったお飲み物やスイーツなどもその場でご購入いただけます。飲食物はすべて、ヴィーガン・無農薬・グルテンフリー・無添加・砂糖不使用。
〔受付開始〕12:00(早めに来て、野外でランチをしながら奥伊吹の大自然をご堪能ください)
〔上映開始〕15:00 ※17:00-17:10と19:30-20:30に休憩あり
〔終了予定〕22:30
〔アクセス〕北陸自動車道「米原IC」・「長浜IC」・名神高速「関ヶ原」ICよりそれぞれ車で30分~40分。道の駅「伊吹の里旬彩の森」より県道40号を「グランスノー奥伊吹」方面へ、姉川ダム付近の2つ連続するトンネルの2つ目入口手前を右折、林道沿いに約1km。無料駐車場あり/タクシーまたはレンタカーで、JR近江長岡駅から25分、JR米原駅から45分。
〔注意事項等〕
・現地付近はスマホ圏外で、wifiもありません。多くのカーナビでは検索できません。かならず事前に道順をご確認のうえ、時間に余裕をもってお越しください。
・昼食(1,000円)・夕食(1,500円)・朝食(1,000円)・テント泊(1,500円/張~)・車中泊(1,000円/台)は、事前申込が必要です(映画の事前予約フォーム送信後、詳細をメールにてご案内します)。
・なるべく、イス(背もたれ、ひじ掛けがあるアウトドア用折り畳みイスがおすすめ)、レジャーシート、クッション等をお持ちください。
《高島・朽木》
8月3日(土)
朽木公民館 ★原監督トークあり
※終了しました
〔住所〕高島市 朽木 市場 792
〔席数〕250
〔施設URL〕https://www.city.takashima.lg.jp/soshiki/kyoikusomubu/shakaikyoikuka/3/2/639.html
京都と若狭を結ぶ通称鯖街道(国道367号)沿いにある、道の駅「くつき新本陣」隣の公民館のホールで上映します。 ホール備え付けの椅子でご覧になれます。上映後、原一男監督によるトークがあります。バリアフリー会場です。ロビーではパネル展をご覧になれます。夏休み期間中は交通量が多くなり、スムーズに車が流れない可能性もありますので、時間に余裕をもってご予定ください。
★原監督トーク
映画監督 原一男さん
昭和20年、山口県生まれ。 「ドキュメンタリー映画の 鬼才」として世界的に知られる。監督作品に『ゆきゆきて、神軍』『さようならCP』『れいわ一揆』など。
〔受付開始〕9:30
〔上映開始〕9:45 ※11:45-12:30と14:50-15:00に休憩あり
〔トーク開始〕17:10
〔終了予定〕18:00
〔アクセス〕琵琶湖大橋・京都市大原・福井県小浜市よりそれぞれ車で約40分。道の駅「くつき新本陣」の隣。無料駐車場あり/JR「安曇川」駅より江若交通バス朽木線「朽木学校前」下車、徒歩3分
〔注意事項等〕
・昼食 (お弁当)をご予約いただけます(映画の事前予約フォーム送信後、詳細をメールにてご案内します)。
・道の駅の駐車場は長時間駐車できません。必ず指定の駐車場をご利用ください(映画の事前予約フォーム送信後、詳細をメールにてご案内します)。
・上映開始時刻が他会場よりも早くなっております(9:45~)。お間違えのないようご注意ください。
・(8/1追記)耳が聞こえない方、聞こえづらい方も、そうでない方も共にご鑑賞いただけるように、「字幕付き」で上映いたします(ただし原監督のトーク等の手話通訳はございません)。
《大津》
8月4日(日)
旧大津公会堂 ★原監督トークあり
※終了しました
〔住所〕大津市 浜大津 1丁目 4-1
〔席数〕85
〔施設URL〕https://kyu-otsukoukaidou.city.otsu.lg.jp/
「旧大津公会堂」は、びわ湖・大津港を臨むレトロな歴史的建造物。その3階ホールでの上映会です。同じ建物の2階多目的室にて、「パネル展」も同時開催。上映後、原一男監督によるトークがあります。バリアフリー会場です。
★原監督トーク
映画監督 原一男さん
昭和20年、山口県生まれ。 「ドキュメンタリー映画の 鬼才」として世界的に知られる。監督作品に『ゆきゆきて、神軍』『さようならCP』『れいわ一揆』など。
〔受付開始〕9:30
〔上映開始〕10:00 ※12:00-13:00と15:20-15:35に休憩あり
〔トーク開始〕17:45
〔終了予定〕18:30
〔アクセス〕京阪「びわ湖浜大津」駅より徒歩約1分/JR「大津」駅より徒歩約15分/名神「大津IC」より車で約15分(浜大津公共駐車場など、近隣の有料Pをご利用ください)
〔注意事項等〕
・背もたれのみ(肘掛けなし)の椅子でのご鑑賞となります。適宜、クッションなど鑑賞しやすいグッズをお持ちください。 なお会場前方に、椅子を使わずにお持ちいただいたクッションや敷物などで鑑賞いただけるスペースも作ります。
《東近江(愛東)》
8月11日(日・祝)
だれんち
※定員に達しましたので受付を締切りました
〔住所〕東近江市 梅林町 90
〔席数〕20
〔施設URL〕https://darrenchi.amebaownd.com/
田畑や林に囲まれた築50年の古民家をリノベーションしたゲストハウス&イベントスペース。クッションなど持込み可。自分の家のようなくつろいだ空間でご鑑賞いただけます。上映後、感想シェア会あり(任意参加)。
〔受付開始〕9:30
〔上映開始〕10:00 ※12:00-13:00と15:20-15:35に休憩あり
〔感想シェア会〕17:45
〔終了予定〕18:30
〔アクセス〕名神「八日市IC」より車で約7分(無料Pあり)/ちょこっとバス愛東循環線「梅林」停留所より徒歩約1分
〔お問い合わせ先〕公式LINEのチャット またはメール
〔注意事項等〕
・座敷での上映になります。 座布団はありますが、可能な方は 座椅子やYogiboなどをお持ちください(背もたれの高すぎないもの)。
・徒歩圏内に飲食店はございません。バス等でお越しの方は昼食をご持参ください。
《東近江(蒲生)》
8月24日(土)
あかね文化ホール ★伊東紀美代さんトークあり
〔住所〕東近江市 市子川原町 461-1
〔席数〕500
〔施設URL〕https://akane-bunkahall.com/
座り心地の良い固定席でゆったり鑑賞できる劇場大ホールでの上映です。バリアフリー会場です。
上映後、映画の制作にも関わられた伊東紀美代さん(水俣病互助会事務局・NPO法人水俣病協働センター理事)によるトークがあります(聞き手:藤井絢子さん(元滋賀県環境生活協同組合理事長))。
人前に立たれることのあまりない伊東さんから、患者の方々と共に過ごしてこられたご経験や想いを直接伺うことのできる、貴重な機会です。
永野三智さんから、Facebook投稿でメッセージをお寄せいただきました!(8/5追記)
8月24日(土)は滋賀の「あかね文化ホール」へ行ってください。水俣の、伊東紀美代さんに会って下さい。
伊東さんは1959年、東京のお嬢さんだった10代の時に水俣病をテレビで見て衝撃を受け、1969年、27歳の時に突き動かされるように水俣へ。
以来55年、一度もここから離れずに、じっとその場に佇んで、または患者に駆け寄って、水俣を見つめてきました。ずっと、少女のようにまっすぐで、清廉潔白。彼女くらい頑なな人はいない。
今回初めて水俣を離れて発される言葉を、水俣の声を、聞いてください。
多くの患者や水俣の自然に、そして森崎和江(福岡時代に世話になった)や石牟礼道子(伊東さんの水俣生活は石牟礼さん宅の居候からスタート)に育まれた伊東さんの言葉をしっかりと、記憶してほしい。
…(中略)…
聞き手は藤井絢子さん。琵琶湖の運動に、石けん運動になくてはならない彼女にも、会って下さい。
永野三智さん
(水俣病センター相思社、『みな、やっとの思いで坂をのぼる 水俣病患者相談のいま』著者)
★伊東紀美代さんトーク
語り手 伊東紀美代さん
水俣病互助会事務局/NPO法人水俣病協働センター理事
1969年に29歳で東京から水俣に移住し、水俣病第1次 訴訟提訴直後から半世紀以上にわたって、水俣病の被害者やそのご家族の支援活動を続けている。
参考資料:「映画評 原一男・監督作品『水俣曼荼羅』を見て」(水俣学研究、第11号)
参考動画:伊東紀美代さん「水俣病事件と出会って」ー全国有機農業の集い2020 in 水俣 (約24分)
聞き手 藤井絢子さん
元 滋賀県環境生活協同組合 理事長
1971年より滋賀県に住み、琵琶湖せっけ ん運動を受け継いで1989 年に滋賀県環境生協を設立。全国の環境活動の先駆的役割を果たす。
参考記事:「水俣病は終わっていない 企画展を通して見える社会の現在地」(毎日新聞・有料)/「琵琶湖の環境、自分のこととして考えて 守山でフォーラム」(朝日新聞)
参考動画:藤井絢子さん 地域づくりTV 2014年(15分)
〔受付開始〕9:30
〔上映開始〕10:00 ※12:00-13:00と15:20-15:35に休憩あり
〔トーク開始〕17:45
〔終了予定〕18:30
〔アクセス〕
自動車:名神「蒲生スマートIC」より車で約5分(無料Pあり)
JRとバス:近江鉄道バス 日八線(JR近江八幡駅 南口発 北畑口方面)「市子殿」バス停より徒歩約8分、 長峰線(JR近江八幡駅 南口発 長峰集会所方面)「蒲生支所前」バス停より徒歩約3分
近江鉄道:「桜川」駅より徒歩約15分
▼蒲生会場の主担当者・村上悟からのご挨拶(Instagram)
▼蒲生会場の詳細(Instagram)
映画鑑賞料・予約方法・注意事項
■映画鑑賞料(各会場共通)
・事前予約 3,600円(税込)
・当日申込 3,900円(税込)
(中高大学生、障がい者は500円引き)
■事前予約方法
上記の各会場情報および下記の注意事項をお読みのうえ、鑑賞をご希望の会場の上映日の前日17時までに、下のボタンより予約専用フォームに必要事項をご記入のうえお申し込みください。
■注意事項
- 映画鑑賞料は1会場ごとに発生します。途中退場・途中入場でも割引・払戻等はいたしません。
- 定員に達した会場ではご予約や当日参加をお断りする可能性がございますので、お早めにご予約ください。
- 6時間超の長編映画です(途中2回休憩を挟みます)。必要な方は座布団や腰当てなどをお持ちください。
- 一部、刺激の強いシーンがあります。ご理解の上、ご参加ください。
- 化学物質過敏症の方への配慮として、強い芳香が持続する香水・シャンプー・柔軟剤等のご使用はお控えください。