碧いびわ湖の住まいづくり

●暮らしを「つくるよろこび」を

はじめまして。

碧いびわ湖の住まいづくり担当・村上悟です。

私が生まれ育ったのは

滋賀県の北端にある雪深い農村です。

 

隣に住んでいた

祖父の弟さん夫婦はお百姓さんでした。

 

お米や野菜やお茶を

美味しく栽培されていただけでなく

藁で上手に縄を編んだり

薪でお風呂を沸かしたり

自分の手足を動かして

身近な恵みを存分に生かして

暮らしていらっしゃいました。

 

自分の家の修繕も自分でされていて

近所で家を建てるときも

近所や親戚の人と一緒に

カン、カン、コン、コンと

掛矢(かけや)を振ってらしたのを

うっすらと覚えています。

 

 

土臭くて

日に焼けて

シワが深くて

スマートとは言えないおじいさんでしたが、

「なんでもつくれる」かっこよさは

どの大人にも勝っていました。

 

 

私の父も

学校の教師ではありましたが

雪で傷んだ樋の修繕も

庭の手入れも

自分でしていました。

 

 

子どもの私も

樋の修繕は手伝いましたし

お風呂沸かしも私の担当でした。

 

私の家には太陽熱温水器があり

お天気のいい日は熱いお湯が出ました。

曇りの日はぬるいお湯、雨の日は水のままなので、

ボイラーで沸かしてお湯を足して。

毎日、お天気の様子を見ながら、

お風呂を沸かしていました。

 

 

そうした経験があったから

家は自分でつくったり直したりできるものだと

難の疑問もなく思っていました。

 

 

だからまったくの素人だった20代後半で

大工さんに弟子入りし

一から学んで家を建てたり修繕できるようになりました。

 

 

碧いびわ湖の住まいづくり担当になってからは

太陽熱温水器の設置をはじめ

雨水タンクの設置や

薪ストーブの設置

さらにはびわ湖のヨシを活かした小屋づくりなど

身近な自然の恵みを活かした

住まいづくりも担えるようになりました。

 

 

いま、私たちの暮らしはどんどん、便利になっています。

お金さえ払えば、クリックひとつで、

早く、楽に、きれいで、格好いいものが手に入ります。

けれど、そんな暮らしは

ほんとうに楽しくて、ほんとうに幸せだと言えるでしょうか。

 

 

私には、

どうしてもそう感じられません。

それはきっと、

自分の手でつくった暮らしではないからだと、思います。

 

 

ちょっと不便でも

ちょっと不格好でも

自分が手をかけてつくった

暮らしのほうが

ずっと面白くて

ずっと楽しくて

ずっと幸せを、感じられる

そう、思うのです。

 

 

●チャレンジと出会いで、あなたの想いをカタチに。

あなたはいま、どんな暮らしがしたいですか。

あなたはいま、どんな住まいに住みたいですか。

なにか一つでも、願うことがあるならば、

ぜひ私に、碧いびわ湖のなかまに、話してみてください。

きっと、なにかヒントが得られると思います。

そして、一歩、踏み出してみてください。

きっと大丈夫です。

今、技術がなくても、今、お金が少なくても、

できることはきっと、なにか、あります。

 

 

私たち碧いびわ湖の原点は、”生協運動”と”せっけん運動”です。

私たちがまだ子どもだった頃

工業化と使い捨ての暮らしの広まりの中で

子どもたちの健康が損なわれ

びわ湖の水が汚されました。

そのことに危機感を感じた

私たちの親世代のひとびとが集い

思いを寄せ合い、力を寄せ合い、

自然に寄り添う暮らし、循環する暮らしを

守り、つくってくれました。

 

 

そうして守られ、育った私たちが

こんどは

自分たちの子どもたちの健やかな育ちを

自分たちの手で守り、つくっていく番だと思います。

そして、それはできることだと思います。

 

 

あなたが踏み出せば、私と仲間が、あなたのチャレンジを支えます。

だから、安心して、一歩を踏み出してみてください。

まずはこのイベントへの参加から。

 

 

今回のイベントの開催会場はすべて、

私が住まいづくりをご一緒させていただいる友人、仲間のお家です。

お訪ねの際には、私ともみなさんとお話いただき

その暮らし方や生き方、

そして碧いびわ湖の住まいづくりの楽しさ、面白さを

少しでも感じとっていただけたらうれしいです。

 

*碧いびわ湖の住まいづくりの具体的な内容については、

下記の碧いびわ湖のブログをご覧ください。施工事例もご覧いただけます。

碧いびわ湖の住まいづくり ~自分たちで力を合わせてつくる、身近な自然とつながる暮らし~