特定非営利活動法人碧いびわ湖
◆1.活動目的
第3条 この法人は、びわ湖のせっけん運動を受け継ぎ、人びとが力をあわせ、「安心を実感できる暮らし」と「持続可能な社会」、「命あふれる琵琶湖」を取り戻し、子どもの未来へ手渡すことを目的とする。
(定款第3条)
◆2.事業内容
(1) 人びとが助け合い、共に行動する地域づくり事業
(2) 暮らしを共につくる共同購入事業
(3) 廃食油や牛乳パックをはじめとする資源リサイクル事業
(4) 地域に根ざした暮らしの基盤となる住まいづくり事業
(5) 暮らし・社会・環境についての調査研究・政策提言事業
(6) その他、この法人の目的を達成するために必要な事業
(定款第5条)
◆3.会員種別
運営会員 この法人の目的に賛同して入会し、自ら運営と活動に携わる個人及び団体 1口 1,000円
賛助会員 この法人の目的に賛同して入会し、会費や寄付等で支援する個人及び団体 1口 3,000円
特別・名誉会員 この法人に功労のあった個人及び団体 なし
※入会金無料
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◆4.役員構成(2024年5月時点)
代表理事 村上 悟
常務理事 根木山恒平
理 事 喜多亮夫、北岡七夏、中野和子、藤田知丈、森本浩嗣
監 事 浅野博子、辻 貴史、藤井絢子
◆5.所在地
〒521-1311 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦3番地
電話 0748-46-4551 FAX 0748-46-4550
◆6.備考
この法人は、滋賀県環境生活協同組合の全事業を継承した。(2009年7月31日)
(設立総会:2009年3月28日/法人設立年月日:2009年6月19日)
設立に至る経緯
1977年、琵琶湖全域で赤潮が発生しました。その衝撃は、使い慣れた合成洗剤を琵琶湖に負担の少ないせっけんに切り替えようという県民一丸の「せっけん運動」を巻き起こし、住民運動の先駆けとして全国にその名を知らしめました。
当時、県内農家との産直提携による共同購入をおこなっていた湖南消費生活協同組合では、廃食油を回収し、せっけんにして販売するしくみをつくり、「琵琶湖を汚さない消費者の会」と連携して運動を展開しました。
さらに琵琶湖にアオコが発生した1983年から、湖南生協では水環境の学習会を重ね、生活者による「水の自主管理」を掲げて合併浄化槽の勉強会をスタートさせました。
これら「せっけん」、「合併浄化槽」、そして当時西ドイツで先行していた「エコマーク商品」の供給を軸に1989年、全国唯一の環境専門生協、滋賀県環境生活協同組合(環境生協)が発足しました。
以来20年間にわたり環境生協は、せっけん運動の継承、合併浄化槽の設置促進、牛乳パックの回収とそのリサイクル製品の販売などに取り組んできました。また、リサイクルせっけんプラントの開発と普及、食と農とエネルギーの地域自立を目指す「菜の花プロジェクト」などを通じ、全国的にも先駆的な役割を果たしてきました。
一方で近年、組合員の固定化と高齢化が課題となってきました。また、生活協同組合という法人の制約上、行政や企業、非組合員に対する商品供給を推し進めることができませんでした。
そこで、2003年から次世代への引き継ぎに関する議論を重ねた末、2008年5月の環境生協総代会において、新たに特定非営利活動法人を設立し、事業を引き継ぐ方針を定めました。
そして今日ここに、環境生協の組合員有志と、これからの時代を担う若い仲間とが一堂に会し、環境生協の事業を継承する特定非営利活動法人を設立します。
名称は、「碧い琵琶湖を子どもの未来へ」という30年来の願いを受け継いで、「碧いびわ湖」といたします。
(2009年3月28日)