碧いびわ湖では、
・「使用済み食用油を回収し、リサイクルせっけんとして共同購入する」活動(1977年〜)
・「牛乳パック(紙パック)を回収し、リサイクルトイレットペーパーやティシュペーパーにして共同購入する」活動(1990年〜)
をそれぞれ、40年、30年以上にわたって、続けています。
●廃食油のリサイクル
碧いびわ湖の活動の原点は、びわ湖のせっけん運動です。
1977年、びわ湖の水が赤錆色に染まり異臭を放ちました。その原因が家庭で使っていた合成洗剤だったことを知った人々が、「碧いびわ湖を子どもの未来へ」を掲げ、せっけんなどの自然素材の洗剤に切り替える運動をはじめました。
また、廃食用油を集め、リサイクルして「粉石けんびわ湖」にして共同購入する取り組みも始まりました。
碧いびわ湖ではこの活動を、今も継続しています。
【粉せっけんびわ湖のご購入】(碧いびわ湖の共同購入サイト)
廃食油から作られたせっけんは、すべて分解し、びわ湖や環境中に残留しません。リサイクル活動に参加することで、資源を無駄なく活かすとともに、私たちの大切な琵琶湖を未来に引き継ぐことに寄与する活動です。
【関連記事】
▼「琵琶湖のせっけん運動」をいまなお続けています
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e1159823.html
▼油回収ポイント_雑観
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e835191.html
▼京都新聞_特集記事「シリーズ環境生協運動」(2008年)
http://aoibiwako.shiga-saku.net/c18473.html
●牛乳(紙)パックのリサイクル
廃食用油でのつながりを元に、1990年から牛乳パックのリサイクルを開始し、継続しています。
スーパーや生協、学校、福祉施設、市民団体のみなさまと力を合わせ、古紙問屋さんやメーカーさんの協力のもと、使い終わった牛乳パックを回収し、リサイクルして、トイレットペーパーやティシュペーパーにして地域のご家庭や事業所にお届けする事業も行っています。
この活動は現在、「関西ミルクロードの会」として関西一円の市民主体や福祉作業所、古紙問屋さんやメーカーさんと連携して進められており、「ただいまロール」「おかえりティシュ」というオリジナル製品を供給しています。
【ただいまロールとおかえりティシュのご購入】(碧いびわ湖の共同購入サイト)
牛乳パックは上質なパルプで、トイレットペーパーやティッシュペーパーに再生されます。
このリサイクル活動を通じて、地域での資源の循環を実現するだけでなく、環境教育や地域コミュニティのつながりも深めています。
牛乳パックを捨てる前に、未来につながるリサイクルの一歩を踏み出してみませんか?
【関連記事】
▼牛乳パックはどこへいく?(平和堂さん編)
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e466000.html
▼牛乳パックのリサイクル~日野・わたむきの里編~
http://aoibiwako.shiga-saku.net/e1190484.html
▼牛乳パックリサイクル見学ツアー報告(PDF)
https://aoibiwako.org/document/milkroad_report2013tour.pdf
地域モデル「安土町/近江八幡市」
碧いびわ湖の事務所がある安土町(近江八幡市)では、
・ご家庭
・福祉施設(きぬがさ作業所さん)
・スーパー(平和堂さん)
・生協(コープしがさん)
・古紙業者(成和商事さん)
・NPO(碧いびわ湖)
が連携して牛乳パックの回収と、再生品の使用を進めています。