コミュニティでおこなう「環境再生型農業」の取り組みについて
碧いびわ湖では、2023年3月より、守山にて、市民が力をあわせ、環境再生型の野菜づくりをおこなう取り組みを開始しています。
気候変動(地球温暖化)に対する危機感が世界中で高まるなか、2020~2022年にかけて、Friday For Future Shigaや、気候アクション滋賀ネットワークに参加する方々とともに、滋賀県や県内市町への政策提言活動に取り組んできました。そうした中で、知りえたことのひとつに、「環境再生型農業」(リジェネラティブ農業)がありました。あわせて、2015年にパリで開催されたCOP21(気候変動枠組み条約第21回締約国会議)において、フランス政府から「4パーミル・イニシアティブ」という提起があることも知りました。
「4パーミル・イニシアティブ」とは、簡単に説明すると、「全世界の土壌に含まれる炭素量を、毎年0.4%ずつ増やしていければ、大気中のCO2を相殺することになり、結果的にCO2増加量をゼロに抑えられる」という提起です。これには、2021年6月時点で、日本を含む623の国や国際機関が参加を表明しています。特に、国内では、山梨県が積極的に取り組まれています。
私たちは、仲間とともに、気候危機を回避するために必要な取り組みについて、学びながら、行政に対しても提言をさせてもらってきましたが、そうした新しい取り組みが即採用されるということはなかなかに難しいということも痛感しました。
それならば、言うだけでなく、自分たちで実践してみよう、と考え、これまで10年くらい活動を行っている守山北部の田園地域(湖辺地域)にて、協力関係にある方々に助けてもらいながら、今年3月から取り組みを始めています。
(取り組み)
碧いびわ湖の元気が湧きでる農園
琵琶湖辺の田園地域にて脱炭素型の暮らしの実践(環境再生型農業とCSA)
運営:特定非営利活動法人碧いびわ湖
協力:JAレーク滋賀食育直売部
助成:平和堂財団夏原グラント(2023年度)
(専用サイト)
以下のリンク/URLが取り組みの専用サイトになります。よろしければご覧ください。
https://moriyama-ecopark.net/ouminchi/
(参考情報)
Friday For Future Shiga
https://www.instagram.com/fff_shiga_japan/
気候アクション滋賀ネットワーク
https://climateaction.shiga-saku.net/
環境再生型農業(リジェネラティブ農業)とは?
https://sustainablejapan.jp/2021/02/07/regenerative-agriculture/58844
耕さない農業(朝日新聞GLOBE+)
https://globe.asahi.com/feature/11034381
4パーミル・イニシアチブについて(山梨県のサイト)
https://www.pref.yamanashi.jp/oishii-mirai/contents/sustainable/4permille.html
NEWS/お知らせ
2024.1.16
京都新聞にご紹介いただきました