暮らしの中の様々な課題をみんなで持ち寄って話し合います。
キーワードは、公共(public)。
行政学の専門家をお招きして、コメントやアドバイスをいただく予定にしています。
行政学って馴染みのないことばかもしれませんが、実はわれわれの生活の隅々に関係しています。
まちづくりの課題から、教育、犬猫の殺処分、市民参加の問題などはもちろん、直接行政が関わらなくても民間の力をどう活用していくのかなどの制度設計なども行政学で考えることができます。
行政は英語ではPublic Managementと言います。公共マネージメントと言い換えても良いかもしれません。実は、ホットで一番面白い学問なのです。
みなさんの参加をお待ちしております。
日時| 2017年9月2日 13:30~18:00
場所| cafe & bar 隣町パーラー (米原駅西口徒歩1分)
参加費|1000円
申し込み|google フォーム
お問い合わせ|terrace.class.shiga@gmail.com
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てらすくらすサマースクール2017
「私たち×公共の方程式」
*メイン講師:
宗野隆俊(滋賀大学経済学部社会システム学科/教授)
*ゲスト:
瀧健太郎(県立大学環境科学部環境政策・計画学科/准教授)
谷口嘉之(ルッチまちづくりネット/代表)
*運営メンバー:
中野桂(滋賀大学経済学部経済学科/教授)
松本茂夫(大戸洞舎・どっぽ村)
有本忍(momo庵)
北岡ななつ(ナナイロつーしん)
村上悟(碧いびわ湖)
根木山恒平(碧いびわ湖)
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【タイムテーブル(プログラム)】
13:00オープン
13:30スタート
13:30~14:30
★1)ポートランド(米)の自治について
⇒“サスティナビリティ”“創造都市”“クラフトビール”“DIYカルチャー”“サードウェーブコーヒー”…そんなオシャレな言葉で語られることが多いアメリカ・オレゴン州の都市ポートランド。このまちをつくる市民の動き(近隣アソシエーション)について、宗野先生から話題提供いただき、私たちとパブリックとの関係について話し合うサマースクールをスタートします。
*ファシリテーター:中野桂(滋賀大学経済学部経済学科/教授)
14:40~15:40
★2)米原のまちづくりで「ローカル&パブリック」に考える
⇒“ルッチまちづくりネット”代表の谷口嘉之さんから、米原市との協働事業として取組まれている「ひとがまちに関わる仕組みづくり」の話題をご提供いただき、それに宗野先生、中野先生、瀧先生に応答してもらいつつ、 参加者のみなさんとともに考える時間です。
*話題提供:谷口嘉之(米原市民・ルッチまちづくりネット/代表)
*ファシリテーター:村上悟(米原市民・NPO碧いびわ湖/代表)
15:50~16:50
★3)参加デモクラシーと市民的関与
⇒私たち(市民)がパブリックに関与するために民主主義があると言われます。そう聞くと、パッと(政治家/代議士を選ぶ)選挙のことが思い浮かんだりしませんか。でも案外そればかりでもないらしいのです。アメリカで市民がパブリックに関与する様子や仕組みをご紹介いただきつつ進行します。
*ファシリテーター:北岡ななつ(ナナイロつーしん・くらしとせいじカフェ)
17:00~18:00
★4)自由討論「私たち×公共の方程式」
⇒今日1日のまとめとして、フリーディスカッションを行います。宗野先生、中野先生、瀧先生と、参加のみなさんとの語り合いから、「私たち×公共の方程式」について探ってみましょう。
*サマースクール終了*
18:00~
アフター・スクール・ディナー(自由参加)
⇒会場を1Fに移し、一緒にお食事とおしゃべりを楽しみましょう。(飲食代は各自負担)
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【講師/ゲスト紹介】
★宗野隆俊さん
滋賀大学経済学部社会システム学科/教授
アメリカの地域社会を対象とし「コミュニティ開発法人」「近隣のアソシエーション」「都市内分権」と言ったキイワード、分野で研究されています。近年はポートランドでの研究活動もされています。国内では上越市(新潟)などをフィールドに研究されています。
★瀧健太郎さん
滋賀県立大学環境科学部環境政策・計画学科/准教授
この春、18年間勤務された滋賀県庁を離れ、県立大学に着任されました。研究分野は「流域政策・計画」。河川行政と人びととの関わりの経験豊富。またミシガン州政府(米)に派遣されていたご経験もお持ちです。
★谷口嘉之さん
ルッチまちづくりネット/代表
立場や世代の垣根を下げて、地元米原を愛する人と人の「つながり」を育む仕掛け人。自身の趣味を活かした「のまどカフェ」から、米原市との協働企画の開催まで、多彩に活躍されてきました。この夏に長年務めた会社を早期退職され、地域に軸足を置いた暮らしを模索されています。
【ともに学びの場をつくる運営メンバー紹介】
★中野桂さん
滋賀大学経済学部経済学科/教授
てらすくらすの設立メンバーで、Class01“経済学のメガネで現代をみる”の講義を担当してくださいました。秋に向けて、「つぎは、行政学(Public Administration)を学ぶプログラムをつくろう」と提起され、同僚の宗野先生をご紹介くださいました。カナダに10年くらいお住まいされたご経験もおありです。
★松本茂夫さん
農事組合法人大戸洞舎、上山田どっぽ村
長浜の旧湖北町で農業をされてらっしゃいます。「経済を学び直したい」ということでてらすくらすが生まれるきっかけとなる提起をくださったのが松本さんです。農業は、政策におおきく影響をうけるため、行政についても大きな関心を持たれています。
★有本忍さん
momo庵
女性経営者として製造業に従事されていたところから、現在、おおきな転身をはかられています。てらすくらすでは、アミタの熊野会長を招いたClass02“共感の経済でつくる未来”のキュレーションを担当くださっています。現在、改修されている瀬田・唐橋のすぐ近くにあるmomo庵もとってもすてきな空間です。
★北岡ななつさん
ナナイロつーしん
子育てをしながら、仲間とのつながりを大切にされたユニークなコミュニティをつくられています。また、手づくり市民メディアづくりをたくさんされてきた経験がおありです。近年は、「くらしとせいじカフェ」というムーブメントにスタートアップからコミットされています。ちなみに、町内会長も経験されています。
★村上悟さん
碧いびわ湖
余呉湖のほとりの農村で野鳥観察などに親しみながら育ち、滋賀県立大学の1期生として、県内の環境分野ではよく知られた存在です。霞ヶ浦の事業NPO、大工見習い、どっぽ村設立を経て、現在は、「琵琶湖のせっけん運動」を受け継ぐ市民組織の代表として奔走されています。
★根木山恒平さん
碧いびわ湖
村上悟さんと同じ歳(1976年生まれ)で、10年くらい前に東京から滋賀に移住し、盆踊りなどの文化をつうじて滋賀の農村集落(惣村自治)にふれ、東京のニュータウンとの違いにショックを受けつつ、現在は、1970年代にはじまった草の根自治の住民運動を受け継ぐ業務に従事してます。
⇒てらすくらすサマースクール2017は、教室型の一方通行の学びのスタイルではなく、学びたい人、教えられる人、話題提供できる人、気になってのぞきにきただけの人、・・・いろんな動機をもって集まってくるみなさんが、それぞれのスタイルで居合わせて、触発しあって、学びが生まれる、そんな新しいスタイルの学びの場を模索しています。ぜひ、ご一緒ください。
★ご案内用ムービー
movie by terrace class shiga – “Summer school 2017″(2017) / CC BY-SA 2.5